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足立区谷中中学校|米陀誠一郎さん訴える!ケンカ原因で生徒を教室出禁にした学校!

東京都足立区立の中学校に通っていた米陀誠一郎(よねだせいいちろう)さんが、足立区を相手取り東京地裁で裁判を起こしています。

発端は同級生のケンカで教室出禁になったようです。

その原因となった中学校はどこなのかを調べると谷中中学校ということがわかりました。

谷中中学校でケンカ原因で米陀誠一郎さんを出禁に!

東京都足立区の谷中中学校に通っていた米陀誠一郎さん(16)が足立区を相手に東京地裁で裁判を起こしています。

発端は誠一郎さんと同級生との喧嘩が原因とのこと。

事件の詳細については以下の通りです。

2018年6月25日早朝、当時中学2年生だった誠一郎さんは、教室の黒板に絵を描いていた。そこに同級生Aくんが、笑いながら「何描いているんだよ」と注意し、描いていたものを消した。

誠一郎さんはその後、別の友だちと廊下で雑巾を投げあって遊んだ。しばらくして、自分たちが散らかした雑巾を拾おうとしたところ、突然、背後からお尻を蹴られた。Aくんだった。

腹が立った誠一郎さんだったが、暴力でやり返すことは思いとどまり、その代わりにAくんの机の上にあった筆箱を廊下に投げたところ、Aくんに掴みかかられて、みぞおち付近を膝蹴りされた。

誠一郎さんがAくんを廊下に追い出したところ、今度は、別の同級生Bくんに後ろから首を締められた。Bくんの腕を振りほどき、振り向きざまに左頬を殴った。そして、よろけたBくんを床に押さえつけた。

今度は、Aくんから背中を2、3発、殴られた。さらに2人に腕をつかまれた誠一郎さんは、うつ伏せ状態で押さえつけられた。その後、同級生が止めに入るなどしたが、最終的に、誠一郎さんはあごをつけるかたちで床に押さえつけられた。

そんなところに副担任が現れて、肩に担ぎ上げるようなかたちで持ち上げられ、そのまま別室に連れて行かれた。その際、誠一郎さんは連れていかれまいと手足を動かしたり、構内に置いてあった雑巾ラックをつかんだりしたという。

この時の喧嘩したAは学級委員長、Bが生徒会長だったようです。

そのような立場の人が1人に対して暴行するなどしていたようです。

さらにひどいのは副担任が誠一郎さんから鉄パイプで殴られ暴行されたので被害届を出したと告げたこともあったようですが、教室を出される際にステンレス製の雑巾ラックが当たっただけであり、暴行の事実は無く被害届もだされていなかったとのことです。

 

谷中中学校の米陀誠一郎さんへの対応は?

この喧嘩のあとの谷中中学校の対応もひどいものでした。

事件当日の夜、誠一郎さんの父は、担任から「ケンカをしたから、学校に来ても教室に入れられない」「どこかの個室に入れときます」と言われたという。

個室で何をするのかと聞いたところ、担任は「自習するなりプリントをするなりするんじゃないですか」と答えたそうだ。

誠一郎さんの父が6月27日、教室に入れないのが、学校としての決定かどうか確認したところ、学校側は「教室に入れないことを決定した事実はない」と回答した。

さらに、担任が「教室に入れないとは言っていない」と主張しはじめた。ほかにも不信感を抱くことがあったため、誠一郎さんは7月中、担任と副担任がいる日は登校できなくなった。

●誠一郎さん「こんな展開になるなんて」

その後、夏休みを挟んで2学期から、誠一郎さんは、不登校の生徒を対象とした「適応指導教室」(チャレンジ学級)に通うよう指示された。

「区側から、息子が『自分の意思で登校しなかった』という判断にされてしまいました。そのため、不登校の子どもが通うチャレンジ学級をすすめたんです。

しかし、チャレンジ学級は、本来、学校に行くことができない子の場所です。息子のように、学校に行っても入れないケースではないんです」(誠一郎さんの父)

一方、ケンカ相手のAくんとBくんは普通に登校していた。「なぜ、息子だけ学校に入れてもらえないのか」。誠一郎さんの父は不満を募らせる。

結局、誠一郎さんはチャレンジ学級に通うこととなった。のちに区側は、チャレンジ学級に通うことは「すすめた」もので「指示した」ことはないとしている。

やがて、誠一郎さんは2018年11月半ばから、通学を再開しようとしたが、「当事者が相互に悪いことを認め合うまで入室することは許さない」として、教室で授業を受けることを拒絶された。

そのため、誠一郎さんは、校門の前に立つようになり、その様子を地域住民が動画で撮影し、ツイッターで拡散された。誠一郎さんは「こんな展開になるなんて、まったく思っていませんでした」と振り返る。

校門前に立つ誠一郎の様子がこちらです。

谷中中学校とは?いじめや不良も多い?

谷中中学校は、東京都足立区谷中にある中学校で創立42年目だそうです。

事件の起きた谷中中学校を検索すると「事件」や「裏サイト」、さらには「傷害事件」といったワードがヒットします。

さらにはいじめに対する掲示板の書き込みがあったりなどとあまり良くない印象です。

傷害事件はネットでも掲載されていました。

それがこちらです。

なんとも言えない対応ですね。

谷中中学校と米陀誠一郎さんの今後は?

米陀誠一郎さんの足立区に対する裁判は続いています。

裁判所は一度、和解を提案したようですが、誠一郎さんは断りました。

「和解案で、学校と教育委員会が謝罪する場を設けるという話がでました。そもそも謝罪とは何か。息子の1年間は何だったのでしょうか。中学校の思い出の三分の一は校門の前ですよ」
と誠一郎さんの父はコメント。

誠一郎さんも判決での決着を望んでいる。
「自分が手を出したのは悪かったけど、それ以外のことは悪いことをしていないと思っています。裁判で、学校が悪かったと判断してもらいたいです」

今後どうなっていくのでしょうか。