河野大臣が行政の事務に関する書類の「こより綴じ」が廃止されたと公言しました。
こより綴じ とは何?
廃止して大丈夫?
まとめてみました!
今日の閣議から閣議請議の事務が見直されました。「青枠」「こより綴じ」、請議大臣の公印押印が廃止されました。 pic.twitter.com/qxXOcfYy6Y
— 河野太郎 (@konotarogomame) October 16, 2020
こより綴じとは?
こより綴じとは、こよりを使って書類などをまとめ綴じておくことです。
使われる「こより」は、和紙を細長く切ってよりをかけ、糸のようにしたもののことをいいます。
こより綴じは日本の古くから使われている手法となります。
こより綴じについて詳細に書かれたもの。
こりゃ大変だ。
間をかなりはしょってます。https://t.co/yTNtFFmTEl pic.twitter.com/AgQcYLhVet
— Nathan(ねーさん) (@Nathankirinoha) October 18, 2020
今でもこより綴じを使う人や書類もあるようです。
特に歴史的な書物では使用している例が多く感じられます。
こより綴じ廃止は待つべき?
行政の事務など無駄を省く活動を行なっている河野大臣。
押印の廃止など様々な取り組みを行っていく中で今回、こより綴じ廃止に至る。
しかし 専門家などではこより綴じは廃止すべきではない!といった意見が多数ある。
それは何故なのか?
こより綴じは長期保存に向いた古くから由緒ある綴じ方だからだ。
こより綴じで保存している資料では40年や50年以上も綺麗に保存できるという。
ホッチキスやプラスチックの場合だと錆や劣化により数十年経てばボロボロになるという。
政府など長期保存が必要な書類が多くある場合はこより綴じが最も最適である
という意見が多数なのである。
なんでも廃止していくのではなく、何故この手法が使われているのか、こより綴じのメリットデメリットを再確認して決定するべきだったのではないかと思う。
河野大臣は世間の反応をみてどのように行動していくのか注目です。
ネットの反応!
こより綴じだけは、資料保存の観点から廃止すべきではない。
ホッチキスだと錆びて劣化する。
河野さんには、国会図書館や公文書館と調整してほしい。 https://t.co/UpKzf1BNgp— YOTSUI Keisuke (@k_yotsui) October 16, 2020
https://twitter.com/ugapyon/status/1318068557716992001?s=21
こより綴じについてですが、保管期間によっては有効な方法と思われます。ステープラーや糊等を使った方法は長期保存においては紙を痛める等の劣化を招きます。
日本の古い書物が長期保存に耐えられているのは和紙やこよりを使った自然由来の為とか。一律廃止ではなく保存期間による選択をご一考下さい— chalice (@chalicejoker) October 17, 2020